SG生産(スーパーグリーンガラス)
液晶ディスプレイ用基板ガラスの熔融には、ガラスの品質維持のため、ガラス原料の一部に特定の環境負荷物質を使用していました。しかし、炉の構造自体と気体燃料及び、電気加熱の供給バランスを見直すことで、特定の環境負荷物質に頼ることなくガラスの品質を維持できる技術の確立に成功しました。
現在は、市場の要請に応じ、特定の環境負荷物質を含まないガラス(スーパーグリーンガラス)の生産・供給も行っています。
スーパーグリーンガラス熔融炉
ガラス原料を熔融する工程は、高温の熱でガラス原料を熔融させる必要があるため、非常に多くのエネルギーを使用することになります。
四日市工場のスーパーグリーンガラス熔融炉では、技術革新により、エネルギー使用に起因する二酸化炭素の排出量を従来炉より約10%削減するとともに、エネルギーコストについても約7%の削減を実現しています。
四日市で開発された熔融炉の技術を海外拠点に展開することで、グループ全体で二酸化炭素の排出量を抑制し、エネルギー効率を高めています。

ESCO診断
四日市工場における08年度のエネルギー使用に起因する二酸化炭素の排出量は約29千tで、四日市工場で排出する全温室効果ガスの約98%と、非常に多くを占めています。一方、生産炉の集約・効率化及びガラス熔融炉の技術革新などの効果によって、05年度比で約7千tのエネルギー使用に起因する二酸化炭素排出量を削減しています。
09年度からは、更なるエネルギー使用の合理化を推進するため、省エネルギー化に必要な技術、設備、資金、人材などの包括的なサービスを提供するESCO事業者(Energy Service COmpany)に、省エネルギー施策発掘のための診断及びコンサルティングをお願いしています。日々の小さな省エネ改善とあわせて、総力をあげて省エネルギー施策に取り組み、地球温暖化の解決に向け活動を推進しています。
モーダルシフト
四日市工場では、特定の産業廃棄物の処理において、鉄道貨物を利用したモーダルシフトによる輸送時の二酸化炭素の削減に取り組んでいます。
モーダルシフトとは、より環境負荷の小さい輸送方式に転換することであり、トラックでの個別輸送方式から、海運又は鉄道などの一括大量輸送が可能な輸送方式に転換していくことです。鉄道を利用したモーダルシフトは、トラック輸送に比べ、二酸化炭素の排出量を約1/7に抑制できると言われています。
四日市工場は、貨物鉄道駅や港湾に近接して立地しており、モーダルシフトを推進する上で、非常に地の利に恵まれています。そのため、産業廃棄物の処理の委託においては、処理・輸送コストに加え、モーダルシフトによる環境負荷の低減などを総合的に評価し、物流による環境改善に取り組んでいます。

ゼロエミッション
四日市工場では、産業廃棄物の埋立て・単純焼却をゼロに近づけるために、産業廃棄物のリサイクル率を限りなく100%に近づけることをゼロエミションと定義し、ゼロエミッション活動に取り組んでいます。
地球上に存在する限りある天然資源の消費を抑制し、持続可能な循環型社会の形成に寄与していくため、事業活動に伴って発生する産業廃棄物も有用な資源の一つであると認識、その上で、各製造工程から発生する廃棄物の徹底した分別及び回収と処理業者の開拓に取り組むことで、ゼロエミッションを推進しています。
07年度より、産業廃棄物のリサイクル率100%を実現し、ゼロエミッションを継続して達成しています。


